基本的な日本の雇用形態4つについて知ろう!
日本では雇用形態が複数あります。 大まかにわけると、「正社員」、「契約社員」、「派遣社員」、「パートタイム労働者(パート・アルバイト)」の4つです。 この記事では、それぞれの特徴について簡単にお伝えします。 また、雇用形態ではありませんが、日本の就労現場でよく使われる「ニート」と「フリーター」についても説明します。
1,正規雇用(せいきこよう)
企業に正規雇用された社員のことで、基本的に雇用期間に終わりがない無期雇用です。
他の雇用形態よりも、給与や給与手当などが多く、ボーナスの支給もある場合が多いです。
また、社会保険等も適用されます。
2,契約社員(けいやくしゃいん)
企業と期間限定の雇用契約を結んだ社員のことです。
契約期間は最長3年で、昇進や昇給はありません。
勤務日数や時短などの調整はつきやすいというメリットがある一方で、福利厚生や賞与はない場合が多いです。
3,派遣社員(はけんしゃいん)
人材派遣会社に登録して仕事の紹介を受け、企業に派遣される社員のことです。
雇用契約は人材派遣会社と結ぶため、給料も人材派遣会社から支払われます。
派遣された企業では、最長3年間働くことが可能です。
4,パートタイム労働者(ぱーとたいむろうどうしゃ)
1週間の勤務時間が、その会社の正社員よりも短い労働者のことです。
学生がこの働き方をする場合は「アルバイト」と呼ばれ、主婦の場合は「パート」と呼ばれます。
パートとアルバイトは法律上の違いはありません。
以上4つが、日本の基本的な雇用形態です。
最後に、「ニート」と「フリーター」についてご紹介します。
1,ニート(にーと)
15〜34歳までの、働いていない、学生でもない、職業訓練も受けていない独身の人のことです。
「若年無業者」とも呼びます。
求職活動をしたいと考えている人はニートには当てはまりません。
2,フリーター(ふりーたー)
15〜34歳までの、正社員ではなく、アルバイトやパートタイマーとして働いている、もしくは働く意思を持って就職活動をしている人のことです。
この言葉は、フリーランスとアルバイターを合わせた和製語です。