23年上半期の在留外国人数は過去最高を更新!日本の台湾人新規入国者数はトップ10入り
出入国在留管理庁が 13 日に外国人入国者数に関する資料を発表しました。23 年上半期の在留外国人数は史上最多で、日本における台湾人新規入国者数は、上位 10 か国に入っています。本記事では、官庁統計に基づいて近年の外国人在留及び就労事情をわかりやすく解説していきます。
出典:「令和5年上半期における外国人入国者数及び日本人出国者数等について」
出入国在留管理庁データからわかる ① 日本在留外国人数の推移
日本の外国人入国者数は 2019 年にピークとなり、3,100 万人を上回りました。しかし、その後新型コロナウイルスのため、2021 年になると直近 10 年で最も少ない 35 万人まで激減。コロナが落ち着き、規制も緩和されてきたことによって、2023 年上半期の外国人入国者数は V 字回復をし、1,000 万人を突破しました。
出入国在留管理庁.「【令和5年上半期】公表資料」. https://www.moj.go.jp/isa/content/001403951.xlsx,(参照 2023-10-19)
在留資格別の新規外国人入国者数によると、2023 年の在留資格「技術・人文知識・国際業務(技人国)」所有者は対前年比で 14.7% 増加しました(18,056 → 20,707)。コロナによって一時鎖国状態となったため、就労ビザの所有者は減りましたが、現在は回復傾向にあり、日本就職を前向きに考える外国籍人材も増えてきています。
出入国在留管理庁データからわかる ② 日本における台湾人の新規入国者数は増加
国籍・地域別の外国人新規入国者数は、台湾は韓国に続くトップ 2 になりました。また、在留資格「技術・人文知識・国際業務(技人国)」で新しく日本に入国した台湾人の数は、中国と韓国に続くトップ 3 に入りました。
近年、日本国内の労働事情は少子化などの影響もあって悪化しつつありますが、外国人労働者の増加による各地方・産業等の人手不足や職場環境の単一化の改善が期待できます。さらに、日台間の情勢が良い方向に進行することによって台湾人の日本就労希望者数も増えていくと考えられます。
出入国在留管理庁データからわかる ③ 日本の在留外国人の就労事情
在留資格別の外国人新規入国者数の推移データを見ると、「高度専門職 1 号」「技術・人文知識・国際業務」「企業内転勤」「特定技能 1 号」など、就労に関わる在留資格所有者の数は右肩上がりになっています。簡潔にいうと、雇用形態を問わずに、外国人がどんどん来日して仕事先を見つけているということです。
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