【第1弾】航空・宇宙関連の日系スタートアップ企業6選!
日本にはスタートアップ企業が約1万社も存在します。 そんな数多くのスタートアップ企業の中から、厳正な審査で選ばれた企業だけが参加できる「J-Startup」という育成支援プログラムがあります。 経済産業省が推進し、革新的な技術やビジネスモデルで世界に新しい価値を提供することを目指しています。 今回は、J-Startup認定企業の中から、航空・宇宙関連のスタートアップ企業を6社ご紹介します。
1,メトロウェザー株式会社
大気の流れをリアルタイムに可視化するドップラー・ライダーを開発・製造する、メトロウェザー株式会社。
装置から15km先までの風を測定できる一方、体積は既存の70%ダウンの65cm四方まで小型化を実現し、他社と比べて10分の1以下の圧倒的な低価格化を実現。
見えない風を可視化することで、空の安全と安心を支えています。
2,株式会社ポーラスター・スペース
ポーラスター・スペースは、北海道大学発のベンチャー企業です。
北海道大学、東北大学、滋賀医科大学の技術をベースに、農業や漁業、資源・エネルギー、防災といった分野におけるデータドリブンでの課題解決型サービスを提供することを目的として創設されました。
3,PDエアロスペース株式会社
PDエアロスペースは、2007年に設立された愛知県の宇宙ベンチャー企業です。
完全再使用型有翼式サブオービタル機(宇宙飛行機)を開発し、宇宙旅行を含む宇宙輸送事業の展開を目指します。
技術開発のみならず、機体運用やサービス、メディカル分野などの他、法整備にも取り組んでいます。
2020年には沖縄県と下地島宇宙港事業の基本合意を締結し、有人宇宙機が離発着する日本初の宇宙港の整備が注目を集めています。
4,株式会社Space Power Technologies
「空間を超えて必要なところに必要な電力を提供する」を企業理念として、工場内のセンサーや表示端末等へマイクロ波によるワイヤレス電力送電用送電・受電装置の開発および商品化を行っています。
また、24GHz周波数帯のマイクロ波を用いた、スマートフォン、ノートパソコン、スマートウオッチまたVR/ARゴーグルなどの身の回りのエレクトロ二クス機器へのリモートワイヤレス給電技術の開発も行っています。
5、株式会社Synspective
データに基づき、着実に進歩する世界の実現を目指し、衛星による観測データを活用したワンストップソリューション事業を行っています。
内閣府の「ImPACT」プログラムの成果を応用した独自の小型SAR衛星により、高頻度な観測を可能にする衛星群を構築し、その衛星から得られるデータの販売や、それらを利用した政府・企業向けのソリューションを提供しています。
6,スペースリンク株式会社
宇宙技術開発で蓄積した先端技術とノウハウをベースに新たな商品の開発を行っています。
「次世代蓄電デバイス事業」では、ポストリチウムイオン電池となる「カーボンナノチューブキャパシタ」の開発をしています。
「高精度測位システム事業」では、高精度な測位を安定的に低コストで行うことが可能な「多周波数対応マルチGNSS(Global Navigation Satellite System)受信機」の開発を行っています。