【日本就職】来社した相手に伝える感謝の言葉「ご足労」
今回のテーマは、「ご足労」です。このフレーズは、ビジネスシーンでよく使われます。正しい意味と使い方を知って、使いこなせるようになりましょう。
Podcastはこちらからお聞きください。
以下は、Podcastの台本です。
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「ご足労(ごそくろう)」とは、「わざわざ来る」という意味で、足を運んで来てくれた相手への感謝の気持ちを表す表現として、ビジネスメールでよく使われます。
特に頻繁に使われるのは「ご足労いただき」ですが、他にも同じ意味で「ご足労を賜り(たまわり)」、「ご足労をおかけする」などがあります。
この言葉を使うタイミングは、最初のあいさつの場面が多いです。
来社いただいた顧客に対して、「ご足労いただきありがとうございます」や「この度は、弊社までご足労いただき恐縮です」となどと使います。
この時、もし雨が降っていた場合は「本日はお足元の悪い中、ご足労いただきましてありがとうございます」と雨の中来てくれたことへの感謝の言葉を追加しましょう。
来社いただいた顧客が帰る際には、「本日は、ご足労いただきありがとうございました」という表現で感謝の気持ちを示すことができます。
注意したいのは、この言葉は目上の人に対して使う言葉なので、上司や取引先には使えますが、同僚や後輩、自分自身に対して使うことはできないということです。
また、相手に来ていただきたい場合に「ご足労いただけないでしょうか」と使うことも間違った表現です。
この場合は、「大変恐縮ではございますが、お越しいただけないでしょうか」という表現を使いましょう。